正しいジョギング~中級偏~

疲れない!スロージョギングの秘密

では、なぜスロージョギングは疲れないのでしょうか?

筋肉を拡大してよく見ると、細い糸のような繊維の束になっており、
これを筋線維といいます。
筋線維は2種類あり、短距離ランナーが使う瞬発力に優れた速筋線維と、
マラソンランナーが使う、持久力に優れた遅筋線維があります。
2種類の筋線維は筋肉中に混在し、その割合で個人が短距離走向きか、
長距離走向きかなどの、先天的なスポーツ適性が決まるようです。

速筋は無酸素運動で筋肉内の糖質をエネルギー源として使い、
疲労物質のひとつと考えられる乳酸を発生させます。

一方、遅筋は有酸素運動で脂肪をエネルギー源として使いますが、
疲労物質といわれる乳酸を発生させません。

そうです!
スロージョギングは、速筋は使わず遅筋を使うので、
疲労物質を発生させないため疲れないのです!
長距離走向きかなどの、先天的なスポーツ適性が決まるようです。

また、速筋を使う運動は運動強度が強く、
筋肉が損傷されるため疲労を感じます。
遅筋を使う運動は運動強度が弱く、
筋肉の損傷がないため、疲れを感じないのです。

余談ですが、遅筋は速筋が発生した乳酸をエネルギー源として使い
分解してしまうという、スゴイ力も持っていると言われています。
ただし、分解速度はそれほど速くないみたいですよ!


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